読後感

本を読み終えてパタンと閉じたあとに考えること。オレの場合どんなジャンルにも共通して感じるのは達成感・・・ではなく、書き手の気持ちになりきることだったりします。
今日も電車の中で一冊の文庫本を読み終えました。本をバックへ仕舞い、暗い車窓から見える夜の灯を見ながら頭の中で本の中にある文章を優しく手で撫でて、一つ一つ際立つところを反芻しながらドラマを描きます。そうしているといつの間にか降りる駅がアナウンスされて、現実に引き戻されるのが常です。
時間を置いて、読み返すときまでの暫くの別れ。愛用している文庫本カバーに今度は何の本を入れようか模索中です。