ドラマ電車男

昨日から降り続く雨は自分の為せる業を知らずとも地に降り立っています。雨が地を打つ音は変化の音。一粒の雨は小さく微量ながらも、確実に地の形を変えているのです。
でも雨は人の上にも降るわけでして、ものの温度を奪いますよね。熱を帯びすぎた体を冷やすのにはいいですが…利点や功績を書くつもりだったのにこれじゃあいけないなぁ。まぁ認識、観念による位置づけを取り払って考えれば時分の状況でいくらとも受け取れるということですよ。
例えば昨夜に放送されていた電車男の出だし、二人とも雨を受け止めていましたね。思い返してみると、サーフィンのときも雨に助けられてました。雨って閉空間を作り出している気がするなぁ。視界が悪くなるぶん、傍にいる誰かをより強く感じるからでしょうね。
スレ住人が放つ一人ひとりの声に個はあるものの、電車男を応援する意思の纏まりが強まっていました。それぞれに自分自身を消化させる何かを求める根底は、電車男を応援する気持ちと両立してきています。電車男を自身に投影させているのは変われる予感があるからこそ。スレ住人の声は電車男に向けられているけど、二次的にと言うか、自分にも、またスレ住人にも発している言葉になっている気がしますよ。
電車男にいたっては、ヲタクをカミングアウトしたことによってエルメスに見せていた自分と本来の自分が一致しましたね。今までは息を吸うことと吐くことを同時にやろうとしてたようなこと、とまでは言えませんが、内面を伝えたい思いをグッと飲み込んで違うものを吐き出していたんです。エルメスも嘘を許せない自分を克服しようと一歩前に踏み出した、むしろ電車男の部屋でのシーンは互いに認め合った瞬間でしたね。
まぁ多くの人は「こんな人いないよw」と発した、もしくは心の中で叫んだことと思います。でもね、自分の物差しが通用しない時なんていくらでもあるんですから、いいんじゃないかなぁ。
とにかく、次回予告の伊東美咲さんのあの格好を見た瞬間、体中に電気が走り、全てのシナプスが活性化し、もだえたのは言うまでもないことですw
台風どっかいって良かった(´∀`*)