こわいもの

こわいもの、おそろしいもの、かなわないもの。いくつか誰のうちにも存在していますよね。出来れば避けたいと思う、もの。
オレにとってそれはなんなのか、ふと考えてみたりしました。…でもあまり無いなという結果です。すぐに思い浮かべられるものが無いんですよ。しかし、必ず存在していると思います。じつは今これを書いていて一つ見つけました。でももっとあるはず。恐怖を見たことがあるはずなのに、脳がそれを都合よく消してしまっているのかもしれません。
それで、今着々とオレが住んでいるところに近づいている台風。こいつはこわいといった表現よりも好きか嫌いかで判断している気がします。雨も風も功罪がありますし、一概には言えないので、場合によりけり。現金なことですけどね。
よく聞くのは自然の驚異と恐さですかね。人の手によって捻じ曲げたり、操れたり出来ないのがそもそもの恐怖といったところでしょうか。だったら未知こそ恐怖だと言えるかもしれませんね。砂粒の光も無い闇の中で手を伸ばして触れるものがあるかどうか分からないのが恐怖。億劫に円の価値を見出すのがいいことなのかなぁ。
だけどそれでは何も解決しないし、逃げて壁に迫られたらどうするのでしょう。やはり進むべきでしょう。壁ってのは追いやられるために存在するんじゃなくて、越えるもの。分かっているけど、越えた壁によりかかりたい気持ちは拭えないんですよね。楽な道は無い。それは知っていて突き進んでいるのが人。もちろんオレも。
てかなんでこんなこと考えたかと言うと、妹に「彼女いないの?」と聞かれたのが発端です。恋人がいなければ男として価値がないと、妹は思っているのかも。むしろ自分の兄に彼女がいないことを妹ながら情けないと思っている…のかな。そりゃぁね、オレだって恋したいし彼女欲しいですよ。でも恐いものが行動をいつも邪魔しているのです。
慣れれば恐くないと言う人もいますが、一度経験したオレはどうしても「別れ」が恐い。どうしようもなく辟易しているような気がします。いっそのことこいつを脳から消去して欲しいですよ。
でも乗り越えますよ。ここで、「いつか」と書くと逃げだと思われそうですが、偽りなしに、いつか。
ひゃぁぁぁっぁ