そりゃあ虫も騒ぎ出す

今日の午後五時、建物から出て口にした言葉は「ぬるい」でした。暖かいと言うよりも、ぬるいという言葉の方が適切で言い得てるとお思います。肌に纏わり付く暑さとはだいぶかけ離れている気温でしたね。夏への歩みを感じる日でしたよ。
それで家に着いて自分の部屋の窓を開けていたら、一匹の虫が網戸の隙間から羽根で空気を切る音とともに入ってきました。田舎ですからね、小さな虫がそこらじゅうぶんぶん飛んでいます。
虫が嫌いな人もいると思いますが、こんな生活を何年も過ごしていると、虫では驚きませんよ。ただ、カメムシは例外。。。
部屋に入ってきた虫はトンボみたいな体躯で、針金のような細くて長い足を持つ虫でした。見掛けたときは、デコピンを食らわそうかとしましたが、意外とすばしっこくて浴びせる事はできず。虫は蛍光灯の光を求めるかのように何度も蛍光灯の囲いに体当たりを繰り返します。
オレは何故か、その様子をずっと眺めていました。もちろん今も見ています。あまりにも一生懸命な虫に同情しちゃったのでしょうか?
外からはカエルの合唱が聞こえてきます。田に水が入ってきたからでしょう。
朝は小鳥の地鳴き、夜はカエルの歌。これから何ヶ月か賑やかな時を過ごす事になります。とても時の流れが緩やかで、この暮らしが大好きです。
暑いのは嫌いですけどねw